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メンバーの作品がNASAのデザインコンペファイナリストに選出

  • 執筆者の写真: NYX Team
    NYX Team
  • 9月1日
  • 読了時間: 3分

更新日:10月16日

Image courtesy of NASA’s official website
Image courtesy of NASA’s official website

2025年8月22日、NASAのArtemis Ⅱ計画に同乗するマスコットデザインでメンバーYoru Moriyama (応募名: Ayako Moriyama)の作品がファイナリストに選出、認定されました。



🌛 Yoru Moriyama (Ayako Moriyama)コメント


「 私が大の宇宙好きになったのは、10歳で出会った藤子・F・不二雄先生の「21エモン」のアニメがきっかけです。その後、デザインで航空宇宙関連に携わる機会に恵まれることをずっと夢見続けながらも、私がこの20数年続けてきたキャリアはキャラクターデザイナー/アートディレクター。機会に恵まれる接点がありませんでした。そんな中、今回のコンペティションは正に千載一遇のチャンス!でした。


 生地や糸はNASAが指定する難燃性のものでなくてはならず、船内での活動を想定したデザイン、たった15cmのタテヨコ幅しかない表現領域・・・とにかく制約条件の多いデザインは私の得意とするところなので、大学の講義から帰ってきて、夜な夜なリサーチして毎日デザイン画を起こすのが楽しくて、毎晩ドキドキしながら取り組みました。((このデザインはやりすぎではないか?長時間眺めていたくなるような優しい光の色にしよう、もっと視認性が上がるようにフォルムに抑揚をつけて、思い切って装飾を取っ払ってしまおう、モチーフは雲だけど、人類が親しみやすいように手足をつくり、羽のようにふんわりとさせて妖精にしよう))ってね。


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 マスコットデザインMORUのモチーフを「雲の妖精」とした理由については・・・

どの国、団体、宗教、文化にも固定化されず依存もせず、形を変えて浮かぶ自由気ままな雲。宇宙に最も近い地球の自然物が、人と手をとり大気圏を飛び出して宇宙へと飛び立つ–この常識外な限界を超えてゆく奇跡こそ、月を目指し、その先の火星へと繋げるアルテミス計画のミッションの核を体現すると考えました。


しかしながら「雲の妖精にしたい!」と直感できたのは、こうした科学的な根拠だけではなく、ある日私の娘が月光に浮かぶ雲を指差し、呟いた一言がきっかけでもありました。

『輝くあの雲に乗って、月へ行ってみたい』このつぶやきは、遠い幼少期に私自身も願った事でした。つまりこれは、誰しもが子供の頃、空を見上げて一度は思い描くであろう、人類の尊い夢ではないかと感じたのです。


地球の象徴をたっぷりと湛えた雲が、光を浴び、美しく輝く。地球外の知的生命体がMORUを見たら気づいてくれるだろうか・・・?この小さな妖精が、故郷を彩る「水」の化身であるという事に。そんな願いを込めています。


今回は何よりも、世界中の航空宇宙ファンと共にデザインコンペに参加できたことが光栄であり、考えるきっかけを与えてくれたアルテミス2計画の成功を祈っています。普段私は京都芸術大学でデザインを教えているので、今後も宇宙航空事業に興味を持ってデザインに取り組んでいきたいし、宇宙に興味ある学生たちとも一緒にデザインの考察・研究を進めていきたいなぁと夢見ております。」



デザインコンペ詳細はNASA公式サイトの発表を是非ご覧ください。



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▶︎ Last Updated Oct 31, 2025.

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